なまこマンの毎日ゲーム宣言!

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【なまこマンの読書メーターアーカイブ】読書習慣を付けたかった頃に読んだ本まとめ【前編】

数年前、「暇さえあればスマホを開き、動画ばかり見ている」という自分の習慣に思うところがあり、読書を習慣にしようと思っていた時期がありました。

まあ、このような書き方をしている時点で読書習慣は身についていないのですが、それでも、積極的に図書館に通い、様々な本を手に取ったこの時期には、図書委員を務めるほどに読書好きだった中学生の頃の気持ちを思い出すことができました。

結局、忙しさを口実に再び本に触れなくなってしまったのですが、最近また、改めて読書習慣をつけたいと思うようになったので、当ブログでも時々、読んだ本の感想を投稿していくことにします。

それに先立ち今回は、かつて読書習慣を付けたかった頃に読んだ様々な本の感想を改めて語っていくことにします。長くなったので、前編と後編に分けて投稿します。

(※この記事は過去にメインブログに投稿していた記事を修正・再構成したものです。)

「嫌われるのが怖い!」がなくなる本

「嫌われるのが怖い!」がなくなる本
大和出版
なかがわ中之島クリニック院長 中川晶・著

皆様は「人から嫌われる」ということについてどのように考えていますか。僕は人の顔色を気にして、自分を押し殺したり、自分や他人に嘘をついてしまうことばっかりです。

この本では、嫌われることを恐れて本当の自分を隠してしまい、日々の生活や人付き合いにしんどさを覚えている人に対し、今までとは少し違った考え方や視点を提案しています。「嫌われるのが怖い」と感じる理由を紐解きつつ、読み進めていくにつれて少しずつ考え方を柔軟にできるように構成されています。

これは目から鱗だったのですが、著者の中川先生曰く、「嫌われるのが怖い」と感じている人の恐怖の本質は「『嫌われるかもしれない』という不安や強迫観念」であるようです。それはある意味「人から実際に嫌われる経験をほとんどしたことが無いからこそ、嫌われてしまうことを怖いと感じる」ということで、例えるなら「生きている人間が、経験したことの無い死を恐れているのと同じ状態」であるようです。

この本では「嫌われるのが怖い」と感じている人のとりがちな行動や陥りがちな考え方をほぐすために、様々な例を交えて平易な言葉で語られていますが、全体的に「自分の状況を客観視すること」と「合理的に考えること」を推奨しているように感じました。これは確かにその通りで、感情や行動の理由を一つずつ紐解き、状況を客観視することで今まで気付かなかった視点から出来事を俯瞰できるようになり、新たな解法が見えてくるものです。

「嫌われないために無理をしてしまって、人間関係に疲れる」という状態の解法として、最も目から鱗の落ちることが書いてありました。なんと「自分にとって負担になるような相手に対しては、一度感情を露わにしてしっかりと戦え」というのです。

「そういう衝突を避けたいからこの本を読んでいるんだよ!」と思ってしまったのですが、これもよく考えてみると、結局は合理的に考えることに行き着くのだと思いました。自分が感情をぶつけたことで、確かに関係には一時的にひびが入るかもしれません。ですが、もし相手が自分との関係を大切に考えてくれているのだとしたら、怒ったことをきっかけに距離感を改めてくれて、より良い関係になれる可能性があります。逆にこれで逆切れされるようならば、そのときは「面倒な相手」としてそれ専用の割り切った対処を適用すれば良いわけです(面倒な相手の対処に関しても解説されています)

要は、こちらが鬱屈した思いを抱えたまま、今のままの距離感を維持して消耗し続けるぐらいなら、良くも悪くも関係性を解体して作り直した方が建設的だということですね。

実は、嫌われることは死ぬことと比べると全然屁でもないので、「嫌われちゃってもいいさ」と逆に考えた方が楽に生きられるし、そのためには状況の客観視や合理的な考え方がとても大切です。そのことがよく分かったので、この本は僕にとってとても価値がありました。

読む寿司 オイシイ話108ネタ

読む寿司 オイシイ話108ネタ
文藝春秋
河原一久・著

「読む寿司」というキャッチーなタイトルに惹かれて、手に取ってみました。

映像ディレクター、映画評論家として活動されている著者の河原一久氏は、海外の友人が日本の寿司に感動の涙を流したのを見て、日本の寿司文化に強い興味を抱くようになりました。そうして知り得たことや経験した興味深いエピソード、寿司トリビアなどが「108ネタ」収録されています。

これまで様々な場所でなんとなく食べてきた「寿司」という料理ですが、握り寿司という形になって広く食べられるようになった江戸時代から令和の現代に至るまでの長い時間を経て、様々な変化が訪れています。そして、時代に応じて様々な変化を受け入れることで発展してきた歴史があります。

例えば、「江戸時代にはマグロは見向きもされなかったけれど、マグロが豊漁の年に『腐らせるよりはまし』ということで渋々使われるようになった」とか、

「関東大震災による被害をきっかけに、江戸前寿司の職人が日本各地に散り散りになったことで江戸前寿司が全国に広がった」とか、

「かつては赤酢のシャリが一般的だったけれど、第二次世界大戦終戦後に赤酢の供給が難しかったり、赤酢のシャリがカビで黄変した配給米と勘違いされる恐れがあったので、米酢を使った白いシャリが作られるようになった」とか…。

このように、寿司は時代の事情に何度も左右されてきましたが、決して廃れてしまうことはなく、食べ続けられてきました。それどころか、時代の事情で「やむを得ず」行われたことが結果的に寿司の可能性を広げているというのは、非常に興味深い話でした。

「寿司には様々な変化を受け入れ、それを取り込んで発展してきた歴史があるからこそ『邪道』なんてものは無い。」それが著者の河原氏の主張であるように思いました。一方で、変化を受け入れつつも、職人の技術や精神性といった重要な部分は今も受け継がれています。

僕は食に関して、いろいろとうんちくやトリビアを仕入れたいタイプの人間なので、この本から得た知識はより一層寿司を美味しくしてくれました。後日、静岡のエスパルスドリームプラザにある「清水すしミュージアム」にお邪魔したときにも「『読む寿司』で読んだところだぁ!」となりました。

The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~

The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~
集英社
乙一・著

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」のスピンオフ小説です。

物語は、広瀬康一と岸辺露伴が血まみれになった猫と出会ったところから始まります。この血まみれの猫は一人暮らしのとある女性の飼い猫で、康一と露伴先生が猫の後をつけていくと、飼い主の女性が血まみれになって死んでいるのが見つかりました。しかも、女性の死因というのが「屋内に居ながらにして車にはねられた」ことによる出血多量だというのです。いきなり奇妙ですね。

物語は、

  • 東方仗助や広瀬康一ら、原作の登場人物
  • 人並み外れた記憶力を持つ少年『蓮見琢馬』と、そんな琢馬とひょんなことから出会い惹かれていく少女『双葉千帆』
  • 恋人『大神照彦』の不正に気付いた結果、口封じされそうになりビルから突き落とされる『飛来明里』

の3つの視点から描かれます。奇妙な事件を追う康一たちに、不思議な雰囲気の琢馬に惹かれていく千帆に、ビルから突き落とされ、何故か誰も助けに来ない状況の中で大神と攻防を繰り広げる明里。この3つの物語が少しずつ繋がっていき、謎が少しずつ明かされていく構成がとても心地よいです。小さな伏線回収がたくさんある感じです。

事件を追う途中で、ジョジョ4部主人公・東方仗助の母親が事件に巻き込まれてしまいます。そこで仗助は改めて、事件の謎を追う覚悟を固めます。漫画本編のテンションより控えめではありますが「杜王町で奇妙な事件が起き、大切な人を守るために戦いに身を投じていく」という構成はもろにジョジョ4部のそれですよね。吉良吉影と戦う覚悟を決めた重ちーを思い出しました。

ジョジョなので、もちろんスタンドバトルもあります。作品オリジナルキャラのスタンドは、その効果の理屈も良い感じに屁理屈で、本編に登場するスタンドとも遜色ない感じがして良かったです。スタープラチナやクレイジーダイヤモンドのようなわかりやすい戦闘向けスタンドでない分、本体の技量と機転がこれでもかと描かれており、東方仗助や虹村億泰との派手な戦闘を魅せてくれたのも良かったです。本編では戦績のあまりよくなかった虹村億泰*1の戦闘がカッコよく描かれていたのが嬉しかったです。

その他、地の文に、部を問わず様々なジョジョ本編ネタが織り込まれており、ジョジョファンなら思わずにやりとしてしまいます。作者の乙一さんのジョジョ愛も伝わってきましたね。

面倒くさい日も、おいしく食べたい!仕事のあとのパパッとごはん

面倒くさい日も、おいしく食べたい!仕事のあとのパパッとごはん
萩原印刷
一田憲子・著

仕事が終わって疲れて帰ってきたときに、炊事をするのは面倒なことが多いです。僕はいつもそれに負け続けています。そんなときの助けになってくれるのではないかと思い、手にとってみました。

調理工程を単純化する術を教えてくれたり、最低限の手順で様になる料理ができたり、ちょっとの手間で料理をワンランク上の仕上がりにしたりなど、本当にお手軽なメニューから、自炊レパートリーを広げられるようなちょっと手の込んだメニューまで網羅されています。

「ベーコンを炒めた後の脂でキャベツを炒める」というのがレシピとして紹介されていたのを見て目から鱗が落ちましたよ。そういう本当に簡単なものも立派な料理なんですよね。気になった物はひたすらメモをしました。

特に美味しかったのは、料理酒と水を半カップずつ入れて鶏もも肉を15分茹で、余熱で15分火を通して作る茹で鶏です。とても柔らかく仕上がりますし、調理後に美味しい鶏スープが副産物として出来上がるので、味を調えてそのまま飲んだり、海南チキンライスを作るのに使えたりします。

便利なレシピの数々は非常に参考になりましたが、何よりも後書きが心に刺さりました。

編集者だった著者の一田さんは、若き日、ひたすら仕事に一生懸命で、「イチダさんに頼んで良かった」の一言をモチベーションに、全神経を仕事に集中させる日々を送っていたのだそうです。食事も外食がメインで、自炊をするのはまれでした。

そんな暮らしの中で、ずっと関わってきた雑誌が突如休刊となり、一田さんは心にぽっかりと穴が開いたかのように茫然自失となってしまいました。

そんなとき、思いがけず時間ができたこともあって、一田さんは久しぶりにスーパーで買い物をして自炊をしました。湯気の立つ器を並べた食卓を見たときに、一田さんは「ああ、なんて確かなんだろう」と思ったのだといいます。

一田さんはこれまでに仕事をがむしゃらに頑張っていました。自分の心の中の軸を、仕事を評価してくれる自分以外の存在、すなわち自分の外側にあるものに求めていました。

ですが、自分の外側に何かを求めても、それは件の雑誌休刊のように、自分のあずかり知らない事情などで簡単に無くなってしまいます。ゆえに、自分の外側に軸を求めるのはあまりに不安定なことです。それに対して、自宅での食事の時間は、自分がキッチンに立つ限りは何があっても絶対に無くならないものなのです。だから、自分の外に軸を求めることの不安定さに気付いた一田さんは、代わりに自分の軸を絶対に無くならない確かな「家でのご飯」に定めました。

自分の行いで自分の心を安定させ、確かな自分の軸を持つ。これはとても大事なことだなと思いました。自分の外に軸を求めたとしても、それだけでは不安定ですが、自分の中にも確かな軸を持っておけば、仮に自分の外に求めた軸が折れても、まだ立っていられます。

便利なレシピ本のつもりで借りた本でしたが、まさかここまで大事なことを考えられるきっかけになるとは思いませんでした。やはり読書は新しい扉を開いてくれます。

◆後編はこちら↓

namakoman.hatenablog.jp

*1:スタンドの「ザ・ハンド」が強すぎる分、本体の知能でバランスをとったという説があります(笑)