
有名YouTuberのヒカキンさんがプロデュースし、日清食品が製造販売するカップ麺「みそきん」と、カップ飯「みそきんメシ」がリニューアルされ、2025年5月に全国のセブンイレブンにて発売されました。(5月24日と31日、両日10時より販売開始)
発売されるたびに話題となるみそきん。「ヒカキンがプロデュースした」という話題性や「品薄で入手困難」という希少性にどうしても目が行ってしまいがちですが、個人的には「カップ麺としての美味しさ」を追求している、かなり美味しいカップ麺だと思っています。
リニューアルされた新みそきんには、新たな具材として肉が追加されたほか、にんにくのパンチも強化されたのだといいます。旧みそきんとも比較しつつ、新みそきんを味わってみました!
(※この記事は過去にメインブログに投稿していた記事を加筆・修正のうえ再掲載したものです。)
みそきんとの出会い
2023年5月某日。僕は転職のため、当時住んでいた仙台を離れ、名古屋を訪れていました。
夜中に少し口寂しくなり、何かを食べようと思ってホテルの近くのセブンイレブンへと向かったところ、インスタント麺のコーナーに「みそきん」が並んでいました。その日はちょうど、みそきんの発売日でした。
発売されたのは、カップ麺「みそきん」と、カップ飯の「みそきんメシ」の2種類でした。ミーハーなまこは「これそんなに旨いんか?」と思い、とりあえずカップ麺のみそきんのほうを購入することにしました。本当はみそきんメシも欲しかったのですが、まだ売り場に並ぶ前であったため、さすがにそれを取るのは自重しました。そもそもお値段も、みそきんが税抜278円、みそきんメシが299円と、コンビニで買える他のカップ麺やカップ飯より明らかに高かったので「まあ、物好きしか買わんだろうし、メシは仙台に戻ってからも買えるわな」と思ってスルーしたのですが…
あんなに品薄になるなんて知らなかった…!
みそきんは話題が話題を呼び、企画者のヒカキンさんすら予想だにしなかったほどの売れ行きを見せて品薄状態になったのでした。フリマサイトには高値で転売される始末です。ゆえに「いつでも買える」と思っていたみそきんメシにはとうとうありつけませんでした。
その後、みそきんは2023年8月に再販されたものの、やはりあっという間に売り切れとなりました。「さすがにもう食べられないかな」と諦めていましたが、2024年5月下旬に再再販されました。
2024年5月31日:旧みそきん購入奮闘記
戦いは販売開始時刻の時点ですでに終了している
ここまできたら、僕ももうすっかり「物好き」の一人です。休憩を少し早くとり、2024年5月30日10時の販売開始時間に合わせてセブンイレブンへと行ってきました。

そして、こちらが無事に購入できたみそきん(旧)なのですが… 一言言わせて頂きたいです。
なんで10時01分の時点で売り切れちゃってるんですか!!
2024年5月30日のみそきん再再販の日に、販売時刻の10時に合わせて、千種区内の某セブンイレブンへと向かったわけなんですよ。セブンイレブンには特に列ができていたりすることもなく、レジ前のテーブルにみそきんが置かれていたのですが、その店舗では10時01分の時点で既にみそきんが残り数個、みそきんメシに至っては売り切れてしまっていたのです!「一人一個」の制限があったのにもかかわらずです。今回もみそきんメシは入手できないというオチが一瞬脳裏をよぎりました。続いて向かった別店舗にはみそきんがどこにも置かれていなかったので「終わった」と思いましたが、売り場ではなくレジに取り置かれていたので、無事に購入することができました。
みそきん入手はこんなにも激しい競争だったのですね。発売時刻には既に勝負が決まっている。そりゃぁ勝てないわ…
熱湯を注いで早速作っていきます。みそきんにもみそきんメシにも辛味油が付属しており、お湯を注いで5分待っている間に蓋の上で辛味油を温めて、食べる直前に辛味油を注いだら完成です。

漂ってくるにんにくの匂いに食欲を刺激されます!近くの人に「こいつみそきん喰ってるな」とバレバレだったと思いますが、早速食べていきます!
具材たっぷり!にんにくの効いた濃厚味噌ラーメン「みそきん」(旧)

こちらが完成したみそきんです。
特筆すべきは、たっぷりと入った野菜です。フリーズドライのもやし、メンマ、ネギが液面を覆い尽くすほどに入っています。そして作っている時から漂っていたにんにくの匂いは、辛味油を注ぐとさらにパワーアップします。
まずはスープから頂きます。なるほど。まろやかでコクのある白味噌ベースのスープに、にんにくがガツンと効いています。味噌ラーメンというと味噌がしょっぱく辛い印象がありますが、みそきんのスープは白味噌ベースということもあって、味噌自体の辛味はそこまで強くありません。辛味油由来の旨辛があります。
加薬のクオリティもなかなかです。もやしもメンマも食感がしっかりとしています。特にもやしは、ちょっと茹ですぎ感はあるものの、張りのあるもやしそのものなのです。カップ麺って、加薬は申し訳程度にしか入っていないことが多く、クオリティにもそんなに期待できなかったりしますが、みそきんの加薬は、カップ麺のものとしてはかなり上位のクオリティだと思います。
ところで、ヒカキンさんは大のラーメン好きであり、動画内でもしばしば自分の好きなラーメンを紹介しています。例えば新潟県の「ニューミサ」*1や、岡山市の「二代目麺処くるり」*2を好きなラーメン店として挙げていますが、それらはいずれも味噌ラーメンです。さらに、麺処くるりのラーメンを意識して味噌ラーメンを自作したりもしています*3。
ここから察せられるのは「みそきんはヒカキンさんが自分の好きなラーメンを形にしたものなのでは?」ということです。実際に、ヒカキンさんの大好きな麺処くるりのラーメンは、白味噌ベースのスープを使用していますし、加薬として炒めたもやしやニラ等が乗っており、みそきんもそれを彷彿とさせる仕上がりなのです。「ヒカキンさんはこういうラーメンから元気をもらっていたのかなぁ」と思うと、どこか親近感もわいてくるというものです。

ここまでスープと加薬をべた褒めしてきましたが、一方で麺は良くも悪くもカップラーメンクオリティです。同じく日清の製造する「カップヌードル」の麺と同じタイプのへにょへにょ麺です。しかしながら、この縮れたへにょへにょ麺は良い具合に濃厚スープをリフトアップしてくれますし、ある意味でみそきんの力の入れどころが「スープ」であり、とにかくスープを味わってほしいということを如実に物語っているのかもしれません。
「美味しいラーメン」というよりも「美味しいカップラーメン」を作ろうとしているのではないかと感じました。
濃厚スープを最大限に楽しむための「みそきんメシ」

こちらは完成したみそきんメシです。加薬としてネギときくらげが入っています。お湯が少し足りなかったのは秘密です(え)
「みそきんよりみそきんメシのほうが好き」という声もあり、どんな味なのかずっと気になっていましたが、ようやく食べられます…!

しっかりとかき混ぜて、早速一口頂いてみます。なるほどなるほど。味はやはり基本的ににんにくの効いたコクのある白味噌ベースのスープなのですが、みそきんメシのほうがより濃厚に設定されているような印象を受けました。
にんにくには旨味成分のグルタミン酸が含まれており、これがスープに含まれる豚脂やポーク調味料に由来する旨味成分のイノシン酸と組み合わさることで、強い旨味が生まれます。つまりにんにくを効かせるのは理に適っているわけですね。みそきんにあったもやしやメンマといった具材がノイズにならず、にんにくの効いた旨味たっぷりの白味噌スープを味わうことのみに集中することができます。これがみそきんメシのポイントであるように思いました。
2025年5月24日:新みそきん購入奮闘記
店頭で買えない、だと!
冒頭でも述べた通り、2025年5月24日にみそきんはリニューアルを経て再販されました*4。最初の販売日である2025年5月24日の午前10時に合わせて、名古屋市内の某セブンイレブンへお邪魔したのですが…。
「店頭混雑回避のため、みそきんは7nowからのみお求めいただけます。」
うそぉ!!
なんということでしょう。まさか店頭に並んですらいないとは…。店内のカップ麺コーナーには、上記の内容の張り紙がありました。ちなみに7nowというのは、とてもざっくりと言うと「セブンイレブン版Uber EATS」です。
まあ、前述した昨年(2024年)の状況を思えば、こういう措置をとるのも納得はできるのですが。ただ、全部の店舗で実施していた措置なのかはわかりませんが、こういう措置をされると、子供が自分のお小遣いで買えないんじゃなかろうか…。僕も、購入するために慌てて7nowの設定を済ませました。何度やっても決済手段がPayPay(普段全く使っていません)になってしまい、決済ができないことに慌てましたが、7iDアカウントにクレジットカード情報を追加したら無事クレカ決済できたので、購入できました。

在庫確認がとれなかったら注文がキャンセルされる可能性もあったので、じれったく思いながら待っていましたが、無事に注文は確定され、新みそきんが届きました。
新しくなったみそきんの味やいかに?
早速調理していきます。

どちらも熱湯を注いで5分で食べられることは変わりません。付属する小袋は特製香味油のみです。
残念ながら蓋の裏に招き猫ヒカキンはいませんでした。どれだけ低確率で印刷されているのでしょうか。
(海鼠待機中…)

完成したので、よく混ぜて頂いてみます。

まずはカップ麺の新みそきんから頂いてみます。今回のリニューアルの目玉とされた新具材「肉」は、小さなそぼろみたいな感じで入っています。ペヤングのかやくの肉よりは粗挽きですが、カップヌードルの謎肉と比べると小さめです。
スープを啜ると「こんなに濃かったっけ?甘かったっけ?」と思いました。全体的に味が強くなり、わかりやすくジャンクになっている印象です。にんにくの効きも確かに強くなっています。スープの強さを楽しむという観点では、旧製品ではカップ麺のみそきんよりもみそきんメシのほうが濃い印象だったのですが、新みそきんは旧みそきんメシよりも結構ガツンときます。
肉の存在も決して小さくはないです。体積としては小さいのですが、真価を発揮するのはスープと一緒に味わったときです。濃い味のスープに、肉そぼろの動物性の旨味が追加されることで、食べ応えがとても高くなります。みそきんメシとは別に、このスープに冷蔵庫の冷ご飯なんかを入れても美味しく食べられるのではないかと思います。

一方、新みそきんメシのほうは安定感があったといいますか、旧みそきんメシと比べて劇的に濃くなった感じはありませんでした。ですが、濃厚スープをダイレクトに楽しめるというコンセプトには変わりありません。新みそきんのスープと比較すると、新みそきんメシのスープは味噌の辛味よりもまろやかさのほうが前面に出ていた感じがします。やはり肉が加わることで、動物性の旨味がより強く感じられるようになり、食べ応えが増しています。
ただぁ!
一つ、どうしても、粗品さんみたいに斬りたいポイントがあります。
何よりも強く感じたのは「子供が食べるには辛すぎないか?」ということです。
ヒカキンさんはもう15年以上活動しており、古くからのファンも年を重ね大人になっているとはいえ、今なお子供たちに大人気なわけです。現に、僕がみそきんを探しに行ったセブンイレブン店舗でも、みそきんを探しに来たであろう親子連れを多く見かけました。
前述の通り、新みそきんはにんにくのパンチなどが強化され、さらに濃厚な味わいになったわけなのですが、大人の僕には嬉しいとはいえ、食べながら「これ、子供の頃の自分だったら一口食べて『辛い!』と逃げそうだな!」と思いました。旧みそきんの頃から味の濃い傾向はありましたが、子供が欲しがるであろう食べ物が、さらに味が濃くなる方向に進化したのは必ずしも良いことなのだろうかと思ってしまったんですよ。
今後、甘口の「みそきんキッズ」みたいなのが出たら、小さなお子様のいるご家庭に喜ばれそうな気がします。
(※2025/11/24追記)「辛みそきん」を頂きました

2025年10月25日と10月31日には、みそきんの新たなラインナップ「辛みそきん」が販売されました。販売場所はやはりセブンイレブンで、通常のみそきんと一緒に販売されたようです。
「辛くないみそきんキッズがあったら…。」みたいなことを書きましたが、真逆の方向に進化しました。それでも辛くないみそきんは絶対需要があると思うので、ヒカキンさん、ご一考お願いします!(え)

「特製辛味油」が付属します。カップにお湯を注いだ後、蓋の上に置いて温め、食べる直前に注ぎます。

出来上がった辛みそきんに、特製辛味油をかけてみました。かなり赤いです。
辛さで言うと「激辛」とまではいきませんが、それでも「特製辛味油」の名は伊達ではなく、油断すると咳き込んでしまう程度にはしっかりと辛いです。
もちろん、にんにくのガツンと効いたまろやかな味噌スープと唐辛子の相性は抜群で、かなりスタミナがつきそうな味わいに仕上がっています。白ご飯が欲しくなる濃さと辛さです。
なお、今回も2025年5月に「新みそきん」を購入した、名古屋市某所のセブンイレブンにて7nowで購入しています。この売り方は無秩序な大量購入の抑制になかなか効果があったのか、発売から約2週間ほど経過した2025年11月14日時点でも在庫があり、購入できました。
みそきん まとめ
というわけで、念願かなってみそきんとみそきんメシの両方を食べることができました。
みそきんは、YouTuberのヒカキンさんがプロデュースするカップ麺およびカップ飯です。日清食品が製造・販売しており、セブンイレブンにて期間限定で販売されました。
カップ麺のほうのみそきんは、しっかりとした歯応えの加薬に、完成度の高いスープに、スープとよく馴染むフライ麺を組み合わせて「美味しいカップ麺」を作ろうとしていることがすごく伝わってきました。
にんにくと白味噌を組み合わせた濃厚スープをもっと楽しみたい場合には、みそきんメシがおすすめです。
2025年5月に発売された新みそきんは、具材に肉そぼろが追加され、スープのパンチがより強まっています。
「ヒカキンがプロデュースしているから」「転売されまくっているから」といった、味以外の面で噂になりすぎている節があると思いますが、味も十分評価に値するものだと思います!値段はちょっと高い気もしますが「また食べたい」と思えるだけのクオリティがあります。いっそのこと定番商品にしてしまうのは難しいんですかね…?
そして「みそきん」「辛みそきん」に次ぐヒカキンプレミアムの登場にも期待しています!
(※2025/11/24追記)
2025年11月22日に、みそきんが再販されました。これまでは発売日に即売り切れることもざらだったみそきんですが、今回は翌日(23日)夜の時点でも普通に在庫がありました。
ヒカキンさん自身もXにて「3年近く経ってやっと少し買いやすくなってきた」と述べていますが、多くの人がどこかのタイミングで一度はみそきんを味わい、ようやく需要が落ち着いてきたのではないかと感じます。
◆ヒカキンプレミアムのブランドサイトはこちら↓
*1:参考:ヒカキン&セイキンの地元最強ラーメン2つ作って食べたら感動の味でした…【オーモリラーメン・食堂ニューミサ】 - YouTube
*2:麺処くるりは、元々は東京の市ヶ谷にあったラーメン屋で、2015年に別の屋号に変わっています。2020年に、当時のレシピを引き継いで岡山市北区に二代目麺処くるりがオープンしました。余談ですが中の人の弟は帰省の際に食べに行ったことがあるらしいです(うらやましい) 参考:【旅動画】伝説のラーメン屋『麺処くるり』の味噌ラーメンを求めて岡山の旅!【ヒカキン&セイキン】 - YouTube