
かれこれ3か月近く、断捨離と模様替えが終わっていないなまこマンです。
そんな断捨離の最中、ゲーム機などを仕舞っていた引き出しから、とても懐かしいものを見つけました。iPod shuffleです。高校生の頃に初めて手にした音楽プレイヤーで、かなり使い倒していた、思い出深い一品です。
ブログのネタにできるかと思って保管していましたが、いざPCに繋いで充電してみると、完全に寿命を迎えてしまったことがわかったため、使用感や思い出を語りながら供養していきたいと思います。
僕が使っていたiPod shuffleについて
iPod shuffleは、Appleが販売していたiPodシリーズの音楽プレイヤーです。iPodといえば画面の付いたデザインを思い浮かべますが、iPod shuffleは画面の無い、超小型の音楽プレイヤーです。クリップのような形状をしているため、よく制服のポケットなどに挟んでいました。

2005年に第1世代が発売され、3度のモデルチェンジを経て、2017年に販売終了しています。世代ごとに形状が大きく違うんですよね。

僕が使用していたのは、2006年に発売された、第2世代のiPod shuffle(シルバー)です。容量は1GBです。
再生/一時停止、音量操作、曲送りの操作が直感的にできる、とても洗練されたデザインですね。ディスプレイや文字が無いことでデザインがとてもシンプルになっており、一切古臭さを感じさせません。

端子は3.5mmオーディオジャックのみなのですが、3.5mmとUSB2.0の変換コネクターを噛ませることでPCに接続し、充電と音楽の取り込みができました。
本体と一緒に、上図のような形状のドックが付属していました。

本体下部に、電源スイッチと再生モードの切り替えスイッチがあります。
iPod shuffleはその名前の通り、プレイリスト内の音楽をシャッフル再生できるのが特徴でした。
楽曲は専用ソフト「iTunes」からiPodにインポートします。iTunes上のiTunes Storeで楽曲を購入したり、あるいは手元のCDからリッピングしたりといった形で(もちろん、iTunesの標準の機能です)、まずはiTunesに楽曲をインポートしてプレイリストを作り、そのプレイリストをiPodに同期させる形で曲をインポートします。対応していたフォーマットはAAC(デフォルト)、MP3、Apple Lossless、WAVなどだったようですが、当時はあまりよくわかっておらず、もっぱらMP3で入れていました。
音質についてはスピーカー(イヤホン)次第かなと感じますが、まあ高校生が登下校中に使う分には特に気にならないクオリティでした。時代背景もあって、有線イヤホンにしか対応していないデザインではあるのですが、そもそも本体がとても小さいので、嵩張ったり絡まったりといった点の煩わしさはそこまででもなかったですね。
当時は試したことがありませんでしたが、3.5mmプラグが繋がるなら、コンポでも音声出力ができますかね。
iPod shuffleの思い出
冒頭でも述べた通り、僕はこのiPod shuffleを高校生のときに入手しました。
高校の入学祝いに、祖父に新しいノートパソコン(WindowsVista搭載のFMV)を買ってもらったのですが、その際に利用した家電量販店のキャンペーンで、無料でiPod shuffleが付属しました。そのノートパソコンを切っ掛けにインターネットに毒されていったのはまた別の話です。
当時の僕は勉強のお供によく音楽を聴いていたのですが、田舎住まいゆえにCDを購入できる機会はほとんどなく、携帯電話に「着うたフル*1」をダウンロードするのも、通信料金の面で親にあまり良い顔をされませんでした。なので、FMラジオを聴きながら、気になる曲をカセットテープに録音するという手法で、勉強のお供のプレイリストを作っていました。当時のNHK-FMは曲をフルコーラスでかけてくれたので、とても重宝していました(笑)
そんな中、突然やってきたiPod shuffleはまさに黒船でした。60分のカセットテープに、いかにして好きな曲を割り振るかを考えていた僕にとって、1GBというのは無限にも等しい容量でした。1曲4分として、200曲以上入る計算ですからね!
そして、高校進学と同時に、音楽と触れ合う機会も飛躍的に増えました。高校の近所に大きなTSUTAYAがあり、下校時にしばしば立ち寄ることのできる立地だったんですよね。
黒船のiPod shuffleがやってきたとはいえ、ラジオも変わらず聴き続けていました。主にラジオで知ったアーティストの楽曲を、TSUTAYAでレンタルしていましたね。
レンタルしたCDは前述の通り、iTunesに取り込んだうえでiPod shuffleにインポートしていました。iPod shuffleにインポートするプレイリストは、言うなれば「お気に入りの曲だけを厳選した一軍プレイリスト」だったのですが、実際にはお気に入りの曲の中でも特にお気に入りの数曲ばかり集中して聞いていたような気がします。「働きアリは2割が良く働き、6割が程々に働き、残りの2割はずっとさぼっている。さぼっている2割を取り除いたとしても、残った集団が再び2:6:2に分かれる」という有名な話(働きアリの法則)がありますが、まさにそれを地で行く感じでした(笑)

個人的に神曲揃いのアルバムだと思っています。
当時ガラケーで撮影した写真です。
当時は風味堂というバンドが大好きで、アルバムを探しては片っ端からレンタルして取り込んでいました。風味堂もラジオで知ったアーティストで、ボーカルの渡和久さんの力強くも甘い歌声と、軽やかなピアノの音色に夢中でした。本当に良い曲ばかりで、カラオケでもよく歌うのですが、身近にあまり知っている人がいないので、ヒトカラでしか思いきり歌えないのがネックです(笑)
「気分上々↑↑」でブレイクしたmihimaruGTも大好きでした。ボーカルのhirokoさんの甘いハスキーボイスが本当にかわいいんですよ…。「ちっちゃくて元気な関西のお姉ちゃん」といった感じの人物像も大好きで、Mステなどで姿を見かける度にドキドキしていましたよ(え)


アニメにはまり始めた頃でもあったので「けいおん!」や「ハヤテのごとく!」の楽曲もよく聴いていました。まあ、アニソンに関しては僕よりも弟のほうがハマっていましたが。(当時は弟も僕経由で似たような音楽を聴いていました)


あとは、ヘキサゴンファミリーの楽曲もよく聞いていました。当時は筋金入りのテレビっ子で「クイズ!ヘキサゴンⅡ」と「いきなり!黄金伝説」が大好きでした。島田紳助さんは当時から賛否両論あった司会者でしたが、僕は大好きでしたね。場を盛り上げ、出演者の魅力を引き出す手腕は唯一無二だったと思います。

当時大好きだったグラビアアイドルの南明奈さんが、紳助さんに見出されてヘキサゴンファミリー入りし、さらに「南明奈のスーパーマイルドセブン」として楽曲をリリースしたときには狂喜乱舞したものです。
iPod shuffleの音楽に元気をもらいながら高校生活と大学受験を乗り越えた僕でしたが、いざ大学に進学すると、ラジオもiPod shuffleも聞かなくなってしまいました。ほとんど勉強しなくなったからというのもあるのですが、大学に進学してからはすっかりニコニコ動画やYouTubeにハマってしまい、音楽の代わりにそちらばかり再生するようになってしまいました。それこそ、音楽も動画サイトでも聞けますしね。
……こうして、iPod shuffleは引き出しの奥深くに仕舞われ、顧みられることが無くなってしまったのでした。
その間に、スマホがすっかり普及して、iPodをはじめとした音楽プレイヤーの役割を奪ってしまいました。それどころか、サブスクリプションの普及により、TSUTAYAのようなレンタルCD店すら廃れてしまいました。高校時代に通っていた岡山市某所のTSUTAYAも閉店し、今では「しまむら」になっています。さらに言うと、あの頃ノートPCを買ってくれた祖父も数年前に亡くなってしまいました。

そんな思い出深いiPod shuffleを、断捨離中に見つけたわけです。
今の僕はガジェットに興味を持ち、ブログのネタとして取り扱っています。iPod shuffleのスタイリッシュなデザインは令和の現在でも十分通用すると思いますし、久しぶりに音楽を入れて使ってみようかと思いました。
さすがに今はもう、3.5mmオーディオジャックとUSB-Aの変換コネクタなんて店頭では見かけないので、充電のためにわざわざ探しましたよ。
……ですが、しばらく放置している間に、iPod shuffleは完全に終わってしまいました。
ありがとう、iPod shuffle
充電を終え、高校時代と同じように、3.5mmオーディオジャックにイヤホンを突っ込んで、再生ボタンを押してみたのですが…。
「プッ! ブツッ…」
!?
音楽は流れず、不穏な音を立てながら、iPod shuffleは動きを止めました。

満充電だったはずなのに、充電残量を示すLEDは赤になってしまいました*2。

って、バッテリーパンパンに膨らんどるやないかい!!
さすがに、iPod shuffleも限界だったようです。ストレージとしては認識するのですが、ジャックにイヤホンを差し込んでもまともに再生することができない状態です。
まあ、高校時代に酷使したうえで、そこから10年以上触らなかったことを思うと、無理もないかもしれません。


なお、インポートした楽曲は今もきちんと残っていました。さすがに当時のApple IDはもうとっくの昔に無効化しているので、当時のiTunesは残っていないのですが…。
ファイル名は英数字になっていますが、中身は楽曲です。アルバム名やアーティスト名などのメタデータも残っています。

スーパーマーケットの「ラ・ムー」のテーマソングが入っていました*3。母に「プレイリストを作ってほしい」と頼まれたときに、コブクロやゆずのアルバムの中にこの曲を混ぜて渡すいたずらをしていたのを思い出しました(笑)

思い出深いiPod shuffleでしたが、残念ながら、このような状態になってしまった以上、処分するほかなさそうです。データを削除したうえで、名古屋市の小型家電リサイクルボックスに入れてきました。

当時iPod shuffleで聴いていた楽曲は、現在、ほぼ全て各種サブスクや動画サイトなどで聴くことが可能なんですよね…。改めて、一つの時代の終わりを感じました。
ちなみに、iPhone3Gが日本で発売されたのは、僕の高校時代でした(2008年)。当時はiPhoneを「携帯になったiPod」といった感じの珍ガジェットだと思っていたのですが…まさか「スマホ」という形で世の中の主流になるとは驚きです。
今当たり前のように使っているガジェットも、僕が40歳とかになってから改めて振り返ると「懐かしいもの」になっているのかもしれないですね。
*1:携帯電話に音楽をフルコーラスでダウンロードできるサービス。
*2:LEDの表示は緑、オレンジ、赤の3段階で、緑⇒オレンジ⇒赤の順に充電残量が減っていきます。
*3:大黒天物産の公式サイトからMP3ファイルをダウンロード可能です。